ご挨拶
平素より東京ストーマリハビリテーション研究会の活動につきまして多大なご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
このたび、第55回東京ストーマリハビリテーション研究会当番世話人を務めさせて頂き、2024年9月14日(土)にTFTビル(有明)で学術集会を開催する運びとなりました。
今回は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行となり大きな区切りの時となりましたが、今まで通り新型コロナウイルス感染症の感染対策を継続しながら、「対面形式」で現地開催致します。
本研究会のメインテーマは、
「温故創新 -レビューとイノベーション-」
といたしました。東京ストーマリハビリテーション研究会は、1986年から始まり今年で37年目の第55回を迎えました。この37年間で、ストーマ造設者を取り巻く医療は目覚ましく変化してきています。
私はがん研有明病院にて25年以上に亘ってストーマケアに携わってまいりましたが、その経験をベースに、過去から現在に至るまでに変化してきたものと、これから変化するべきもの、そして新たな治療やケアのイノベーションの機会となるテーマを考えました。
このたびの第55回会長記念講演にて第54回までに報告されたストーマリハビリテーションの変遷をレビューし、これからの手術の進歩に合わせたストーマサイトマーキングについて、超高齢や認知機能低下でストーマを造設する場合の支援について、
手術だけでなく化学療法や放射線治療の集学的治療についてなど、最新の知見や実践報告から多くの学びをえる有意義な共有の場にしたいと考えております。
魅力ある企画を盛り込み実りの多い学術集会となるよう、関係者一同鋭意準備を進めております。
是非、多くの皆様に演題登録を頂き、症例(事例)検討を中心に有意義な討論ができるよう、心からお待ち申し上げております。
2024年2月末日
第55回 東京ストーマリハビリテーション研究会 当番世話人 松浦信子
公益法人 がん研究会有明病院 トータルケアセンター 患者・家族支援部